2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19653031
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
柳田 卓爾 Yamaguchi University, 経済学部, 准教授 (10303041)
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Keywords | エイジング / 消費 / 戦略 / ドメイン / ターゲット市場 / セグメンテーション / 経営資源 / 世代 |
Research Abstract |
本年度実施した研究の主な結果は、(1)消費行動に関する統計分析のためのミクロデータ目的外使用への申請、承認、受け取り、(2)少数サンプルでのパイロット調査、の2点である。(1)においては、一橋大学経済研究所社会科学統計情報研究センターが行っている「学術研究のための政府統計ミクロデータの試行的提供」を通じて、全国消費実能調査(2004)のミクロデータの目的外使用の承認を得、3月28日にデータ受領、消費行動に関する統計分析に必要なデータセットを得た。このデータセットを用いた分析を行う利点は、単身世帯、二人以上世帯わせて5万程度の大規模サンプルが、低コストで利用可能である点にある。使用許可を得るまでの手続きが煩雑で、時間がかかるという点や、集計方式などを事前に決定しなければならず試行錯誤的な研究ができないなどというデメリットはあるものの、それらを上回るメリットがあると判断した。(2)においては、西南学院大学および山口大学では2008年1月15日実施、サンプル数120、山口大学では2008年1月17日実施、サンプル数209、総サンプル数329である。この調査は、次年度予定の本調査のための予備調査ではあるが、消費の意思決定者と貨幣の支払担当者との乖離が消費行動にどのように関係しているのかなどを明らかにするという、独立した価値を持つ調査であると考える。現在、報告書を作成中である。
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