2009 Fiscal Year Annual Research Report
トライアンギュレート法を用いた地域連携実習カリキュラムの教育効果測定と改善
Project/Area Number |
19653090
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
山崎 哲司 Ehime University, 教育学部, 教授 (70210383)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白松 賢 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (10299331)
日野 克博 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (40304662)
太田 佳光 愛媛大学, 教育学部, 教授 (40160519)
東 賢司 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (10264318)
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Keywords | 教育実習 / 効果 / トライアンギュレート法 / 量的調査 / 質的調査 / カリキュラム改善 / ラーニング・ログ |
Research Abstract |
1) トライアンギュレート法の開発 平成19年度及び20年度に行った量的調査及び質的調査を平成21年度も継続し,教育実習における職能成長に与える地域連携実習(種別,経験度,経験校種,経験内容等)の効果を測定した。加えて教育実習校でなされた観点別評価と地域連携実習の経験の関連を分析考察に加えて,縦断的比較による効果を検証し、中間評価によるモニタリングの抑制効果を明らかにした。質的調査としては,地域連携実習の運用に用いているコンピュータシステムFICにログとして蓄積された学生・現場教員・大学教員の相互作用記述を対象とした分析の実践的有用性を考察し,ライフヒストリー分析の手法を用いることで教員志望学生の省察能力(自己教育課題発見=解決能力)を高める可能性を明らかにした。 2) 実習カリキュラム改善 開発したトライアンギュレート法によるラーニング・ログについて,地域連携実習で活動をしている学生を中心に事例分析・考察を行った。教育委員会,校長会,PTA連合会,地域連携実習引き受け校の関係者を招いて開いた学生シンポジウムにおいて,実習の成果(学生の成長)を示すものとして,ラーニング・ログの学生報告として実践的に活用を行い,カリキュラム改善の方法を明らかにした。 1)2)を通して開発した教員志望学生の資質能力発達を分析的に考察する手法は,中国四国教育学会第61回大会で「ライフヒストリー型教師教育の可能性-トライアンギュレート法におけるラーニング・ログの実践的活用-」として,成果報告を行った。なお,3年間の成果を研究成果報告書「トライアンギュレート法を用いた地域連携実習カリキュラムの教育効果測定と改善」にして配布した。
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