2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19655068
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
寺尾 潤 Osaka University, 大学院・工学研究科, 講師 (00322173)
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Keywords | 被覆共役ポリマー / メチル化CD / Eglinton反応 / ロタキサン / 自己包接 / 鈴木-宮浦カップリング反応 / 蛍光量子収率 / FET材料 |
Research Abstract |
本研究では実用的な共役ポリマー系FET材料の開発を目的とし、共役ポリマー鎖を環状絶縁物により被覆し、化学的に安定な被覆共役ポリマーの新しい合成法の開発を行ったところ、高被覆率かつ溶解性の被覆共役ポリマーの合成に成功した。即ち、メチル化CDのモノトシル体からπ共役ゲスト連結型メチル化CDを合成し、水-メタノール中で、自己包接錯体を形成させ、続く、ボラン酸アニリンとの鈴木-宮浦カップリング反応により、キャッピングを行い、固定化された[1]-ロタキサンを合成した。これの両端をアミノ基に変換後、エチニル基を有する[1]-ロタキサンモノマーへ誘導した。最後に、二価の銅塩存在下、Eglinton反応によりロタキサンモノマーの重合を行い、その経時変化をGPCにより確認したところ、5分、1時間後には多量体の存在が見られ、2日後にはモノマーが完全に消失し、被覆共役ポリマーが生成した。また、MALDI-TOF-MS測定からも、モノマーの分子量の整数倍に相当するピークが規則的に観測され、ポリマーの形成が示唆できた。得られたポリマーは強い青色の蛍光を示した。また、被覆されているため、従来の共役ポリマーに比べ、非常に高い蛍光量子収率(0.75)を示し、耐久性も兼ね備えた蛍光材料としての応用も期待できる。
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Research Products
(40 results)
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[Journal Article] N-Carbonylation of Lithium Azaenolates of Amides, Formamides, Ureas, and Carbamates with Carbon Monoxide Mediated by Selenium2007
Author(s)
Shin-ichi Fujiwara, Kazuhiro Okada, Yasukazu Shikano, Yoshihiko Shimizu, Tsutomu Shin-ike, Jun Terao, Nobuaki Kambe, Noboru Sonoda
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Journal Title
J. Org. Chem. 72
Pages: 273-276
Peer Reviewed
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[Journal Article] Conversion of a(sp3)C-F bond of alkyl fluorides to(sp3)C-X(X=Cl, C, H, O, S, Se, Te, N)bonds using organoaluminium reagents2007
Author(s)
Jun Terao, Shameem Ara Begum, Yoshiaki Shinohara, Masahiro Tomita, Yoshitaka Naitoh, Nobuaki Kambe
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Journal Title
Chem. Commun. 10
Pages: 855-857
Peer Reviewed
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