2008 Fiscal Year Annual Research Report
分子鋳型法による高分子およびカーボンナノヘリックスの合成と特性
Project/Area Number |
19655077
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
木島 剛 University of Miyazaki, 工学部, 教授 (90040451)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 剛 宮崎大学, 工学部, 准教授 (40284567)
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Keywords | ラセン状高分子 / カーボンナノヘリックス / レゾルシノール |
Research Abstract |
本研究では、ラセン状構造をもつレゾルシノール(R)/ホルムアルデヒド(F)系高分子ナノ複合体を合成し、これを前駆体として、コイル状あるいはツイスト状構造を有するカーボンナノヘリックスを創製する技術を開発することを目的としている。 本年度は、まず、L-アラニン,L-アスパラギン酸またはL-オルニチンと炭素数n=14または16のアルキルハライドとの反応によりキラルなアニオン性界面活性剤を合成し、L-システインのアルキルアミド化物とトリエチルアミンとの反応によりキラルな第4級化カチオン界面活性剤を得た。これらキラルな陰陽界面活性剤S*とR、F、NaOH、メシチレン(TMB)、CTAB、H_2Oを所定モル比でで混合し、50-80℃で所定時間反応させることにより、RF高分子/界面活性剤複合体試料を合成した。得られた生成物は、SEMによる形態観察を行った。 その結果、CTABのみの系では直径210nm,長さ5μm以上のワイヤー状ポリマーがほぼ単一相として生成するのに対して、S*/CTAB混合系では、主に、直径120~180nm,長さ1μm以上のワイヤー(約4割)と渦巻き状(約6割)が混合相として生成した。アミノ酸の種類によりロッド状、空豆状、球状などの形態も観察され、特にn=18noシステイン系では、空豆状粒子が単一相として生成した。現段階では、S*のキラリティーをミセル構造に効果的に反映させるには至っていない。
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Research Products
(10 results)
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[Journal Article] Synthesis of Nanohole-Structured Single-Crystalline Platinum Nanosheets Using Surfactant-Liquid-Crystals and Their Electrochemical Characterization2009
Author(s)
T. Kijima, Y. Nagatomo, H. Takemoto, M. Uota, D. Fujikawa, Y. Sekiya, T. Kishishita, M. Shimoda, T. Yoshimura, H. Kawasaki, G. Sakai
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Journal Title
Advanced Functional Materials 19
Pages: 545-553
Peer Reviewed
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