2007 Fiscal Year Annual Research Report
知的信号処理による匂いの識別・合成・通信手法の構築
Project/Area Number |
19656097
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
大松 繁 Osaka Prefecture University, 工学研究科, 教授 (30035662)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤中 透 大阪府立大学, 工学研究科, 准教授 (90190058)
吉岡 理文 大阪府立大学, 工学研究科, 准教授 (70285302)
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Keywords | 独立成分分析 / 信号抽出 / 匂い計測 / 匂い識別 / 匂い特徴量 / 遺伝的アルゴリズム / 知的信号処理 / 音響検査装置 |
Research Abstract |
本研究の目的は、匂い情報処理の新たな試みとして、匂いの計測、匂い表現、匂い識別、匂い合成を行い、匂い情報処理の新展開を3年間で行うことである。 平成19年度は匂い情報処理に必要な匂い情報計測システムの構築を行った。とくに、匂い計測は流量、温度、湿度、圧力、濃度などに影響され易いために、これらの変数を制御して、一定の状態を作ることが必要であり、これらの条件が制御可能な匂い計測装置を設計・試作した。 1)水晶振動子による匂い計測装置の設計と試作:本研究では、水晶振動子法を併用した匂い計測装置を設計・試作し、匂い計測精度の向上を図った。とくに、サンプリングボックスの設計を専門家に依頼して計測条件を一定にして、20個のセンサを天井付近に配置した。また、サンプリングボックス内の流量、温度、湿度、圧力、濃度を予め定められた条件に保っために、流量調節、温度調節、乾燥空気による湿度調節、圧力・濃度調節が可能な制御装置を装備した計測装置を設計・試作した。 2)半導体ガスセンサによる匂い計測装置の設計と試作:半導体センサ法は匂いの有無を検出可能であるが、匂いの種類を特定する根拠を見出すことが困難であるため、サンプリングボックスの天井部分に水晶振動子による匂いセンサを半導体センサと同じ場所に設置し、実験ごとに両センサを交換可能にした。
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Research Products
(7 results)