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2008 Fiscal Year Annual Research Report

活性化アルミ微粒子を用いた小型水素生成制御装置の開発と携帯型PDE装置への応用

Research Project

Project/Area Number 19656105
Research InstitutionFukuoka Institute of Technology

Principal Investigator

高原 健爾  Fukuoka Institute of Technology, 工学部, 准教授 (70292076)

Keywords水素発生 / 活性化アルミ微粒子 / システム同定 / ファジィ制御
Research Abstract

本年度は,活性化アルミ微粒子を連続投入するための実験装置を作製した。活性化アルミ微粒子は1g当たり約1Lの水素を得ることが出来るので,必要な水素量に対応したアルミ微粒子が必要となるが,発生装置にその全てをあらかじめ入れられるようにするのでは,装置が大型化してしまい,携帯には適さなくなってしまう。したがって,継続して水素を得るためには,アルミ微粒子を連続的に水に投入する必要がある。アルミ微粒子はそのままでは水中に投入することは難しく,また空気に触れると酸化し,反応しなくなる。そこで,微粒子をカプセル化することにより,酸化させることなく,連続的に水中に投入できるようにした。本装置を用いて,水素の分時発生量を一定に保つファジィ制御系を設計し,実験を行った。反応温度や分時発生量を種々に設定し,制御実験を行ったところ,良好な結果が得られた。この研究内容については,現在論文を執筆中である。また,先に製作した携帯型水素発生装置が,水素発生反応の暴走により,膨張し水素漏れを起こしてしまったので,反応特性を種々の条件で把握するための実験を改めて行なった。ARIMAモデルなど他のモデルとの同定結果の比較を行い,提案する方法の有用性が確認できた。一方で,小型携帯装置の完成には至らなかったので,PDEへの応用実験は進まなかった。しかしながら,アルミ微粒子の連続投入が可能な装置と継続的な水素発生が実現できたので,投入装置の更なる小型化とその完全自動化を行なうことで,将来,種々の応用が可能であると考えられる。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009 2008

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] ARMAモデルを用いた活性化A1微粒子と水との水素発生反応の記述2009

    • Author(s)
      前川孝司, 高原健爾, 梶原寿了, 大山和宏, 渡辺正夫
    • Journal Title

      計測自動制御学会 (掲載確定)

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 活性化アルミニウム微粒子投入装置の試作2008

    • Author(s)
      前川孝司, 常盤隆, 高原健爾, 梶原寿了, 渡辺正夫, 川口秀樹
    • Organizer
      平成20年電気学会産業応用部門大会
    • Place of Presentation
      高知市文化プラザ「かるぽーと」(高知)
    • Year and Date
      2008-08-27

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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