2007 Fiscal Year Annual Research Report
MASを用いた土地利用計画支援システムの開発と適用に関する研究
Project/Area Number |
19656147
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
川上 光彦 Kanazawa University, 自然科学研究科, 教授 (40110605)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
沈 振江 金沢大学, 自然科学研究科, 准教授 (70294543)
|
Keywords | 世帯エージェント / 商店エージェント / 計画規制 / シミュレーション / 空間パターン |
Research Abstract |
本研究では,地方自治体における行われている中心市街地活性化政策などの土地利用政策の効果を検証する計画支援ツールとして,マルチエージェントシステム(以下,MAS)を用いて,土地利用計画支援モデルを開発し,その適用により有効性の検証を行う。具体的には,個々のディベロッパーや住民による住宅立地選択行動や,大型店の立地と各世帯の購買行動をシミュレーションし,中心市街地の商業への影響を提示できる土地利用計画支援システムの開発を行う。 今年度では,研究事項1 土地利用の関連制度の整理とその適用 研究事項2 世帯の住宅立地や商業施設の立地と商業環境変化の空間分析 研究事項3 シミュレーションシステムの構築と検証-商業施設と購買行動 以上の研究事項を行い,商業施設の立地に関する土地利用関連の計画制度を整理し,特に計画指標,例えば,立地場所,規模(床面積)などの地方条例の内容について整理した。そして,人口または世帯の経年的変化の実態調査に関する既往研究を参照しながら,中心市街地と郊外住宅団地の人口移動などのメカニズム解析により,事例都市の世帯の空間分布シミュレーションを行った。さらに,マルチエージェントシステムを用いた世帯エージェントの交通行動と購買行動に関するシミュレーションシステムを開発した。関連研究は,日本建築学会情報技術利用シンポジウム論文集で審査論文1編,国際会議VGAで論文1編を発表した。
|
Research Products
(2 results)