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2007 Fiscal Year Annual Research Report

分裂準備帯の無細胞系再構成

Research Project

Project/Area Number 19657024
Research InstitutionNational Institute for Basic Biology

Principal Investigator

村田 隆  National Institute for Basic Biology, 生物進化研究部門, 准教授 (00242024)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長谷部 光泰  基礎生物学研究所, 生物進化研究部門, 教授 (40237996)
Keywords微小管 / 分裂準備帯 / 植物細胞 / 無細胞系
Research Abstract

細胞分裂の分裂面制御機構は植物の形づくりの解明に向けた残された大きな問題の一つである。植物細胞の分裂面は紡錘体形成前に決定される。G2期前期に分裂準備帯と呼ばれる微小管の帯が細胞表層に形成され、細胞表層における細胞骨格タンパク質の分布の偏りを引き起こす。それでは、分裂準備帯はどのようにして細胞表層に形成されるのだろうか。分裂準備帯の形成機構の研究は、主に分裂準備帯の形成が異常になる突然変異体を解析する方法で行われてきた。しかし、解析された因子が少なく、全体像の理解にはほど遠い。従来用いられてきた突然変異体の単離やRNAi等と異なった、遺伝学的手法を補完する機能解析の実験系が確立できれば、分裂面の制御機構の解析が進むことが期待される。本研究計画においては、タバコ培養細胞の単離細胞表層と細胞質を用いて無細胞状態での分裂準備帯形成が起きる実験系を確立する。また、確立した実験系を用いて分裂準備帯形成に関与するタンパク質の除去を行い、この実験系でタンパク質機能が解析できることを示す。
本年度は、予備実験としてタバコ培養細胞のプロトプラストが無処理の細胞と同様に微小管の重合、脱重合を起こすか解析し、プロトプラスト単離条件の最適化を行った。この解析を行った理由は、プロトプラストが細胞表層、細胞質の両方を単離する材料だからである。プロトプラストにおいては、細胞表層の微小管の重合・脱重合頻度は低下していたが、短時間でプロトプラストを取るように工夫し、純粋酸素の存在下で酵素処理を行うことにより微小管の重合・脱重合頻度は上昇したように思われた。
また、生きている細胞での分裂準備帯微小管の挙動を解析するためのソフトウエアを導入し、解析の条件設定を行った。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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