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2007 Fiscal Year Annual Research Report

簡便で安価な消費者レベルの果実食べ頃判定機の開発

Research Project

Project/Area Number 19658009
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

村山 秀樹  山形大学, 農学部, 准教授 (40230015)

Keywords食べ頃判定機 / セイヨウナシ / ラ・フランス / 果実硬度
Research Abstract

本研究の目的は, セイヨウナシをはじめとする食べ頃判断の困難な果実用に消費者レベルの簡便な食べ頃判定機を開発することである。本年度は, セイヨウナシの中で生産量が最も多く, しかも食べ頃の判断がきわめて難しい'ラ・フランス'用の食べ頃判定機の開発に着手した。判定機は, バネの力を利用し, 果実が硬いときには先端のプランジャーが果実に貫入せずに装置の内側に収まり, 他方, 果実が食べ頃になると先端のプランジャーが果実に貫入するようなものを考案した。試作機の作成に成功したことから, `ラ・フランス'でその精度を試験した。実験には, 収穫後1℃で3か月間低温処理したのち20℃で追熟した`ラ・フランス'果実を供試した。追熟中毎日3果ずつ試作した判定機のプランジャーの貫入の有無を調査するとともに, 果実硬度を破壊的に測定するレオメーターによる測定を行った。なお, 判定機にはバネ定数の異なる6つのバネを用いた。その結果, 0.45のバネ定数をもつバネを用いたとき, 果実の硬度が18Nを下回るとプランジャーが貫入することが判明した。ラ・フランスの食べ頃の硬度は5~10Nであることから, 今回用いたものよりバネ定数の低いバネを用いるか, あるいは, プランジャーの直径を短くする必要があることが判明した。さらに, 判定機のプランジジャーが貫入したかどうかをわかりやすくすることなど, 改良すべき点がいくつかあるものの, `ラ・フランス'用の食べ頃判定機は十分に作成可能であると考えられた。

Strategy for Future Research Activity

(抄録なし)

URL: 

Published: 2015-07-13  

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