2007 Fiscal Year Annual Research Report
農林業生産を考慮した地域分散型エネルギーシミュレータの構築
Project/Area Number |
19658089
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
野口 良造 Utsunomiya University, 農学部, 准教授 (60261773)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩渕 和則 宇都宮大学, 農学部, 教授 (00193764)
齋藤 高弘 宇都宮大学, 農学部, 教授 (50221990)
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Keywords | 自然エネルギー / バイオマス / 食料 / SDモデル |
Research Abstract |
社会・農業生産シナリオモジュールの構築として、たとえば、「冨田正彦:循環型地域社会形成を担保する地域システムの構築に関する研究(平成14-15年度科学研究費補助金)(基盤研究C)」などを参考とし、社会形態に応じたバイオマス最大生産シナリオの提案した。バイオマス生産の食料とバイオ材料、エネルギー利用の割合などを決定した上でのエネルギーポテンシャルの予測を行った。新エネルギー、およびバイオマスのカスケード利用によるエネルギーシナリオを考慮した。作付体系として、食料作物、エネルギー作物を「二毛作」「二年三作」など,農業生産シナリオを設定できる自由度を数理モジュールに付加し、バイオマス生産量を食料生産量の算出アルゴリズムにもとづいたモジュールの構築を行った。さらに、バイオマスからのエネルギー変換効率を、作物の種類や利用体系の組合せを考慮した、総エネルギー量の算出アルゴリズムにもとづいた数理モジュールを提案した。 農林業生産インフラ活用エネルギーの数理モジュールの構築として、農林業生産を行う施設や基盤などのインフラを活用した、エネルギーの生産量の予測を行った。たとえば、農業用インフラを活用した農業用水路によるマイクロ水力発電や、耕作放棄地を活用した太陽光発電(橘(2004)の太陽光発電量予測式)、風力発電など、中山間地域を含めた農林業生産エリアにおける再生可能エネルギー発電量の算出アルゴリズムの構築を行った。
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Research Products
(2 results)