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2007 Fiscal Year Annual Research Report

喉頭知覚受容器の形態形成機構

Research Project

Project/Area Number 19658108
Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

山本 欣郎  Iwate University, 農学部, 教授 (10252123)

Keywordsニューロトロフィン / チロシンキナーゼ受容体 / 呼吸器 / 感覚受容器 / ラット / 免疫組織化学 / 発生 / 獣医学
Research Abstract

周生期ラット喉頭粘膜における葉状神経終末の形態変化の詳細をPGP9.5に対する免疫染色で検索し、さらに高親和性受容体であるチロシンキナーゼ受容体(tyrosine kinase receptor; Trk)と低親和性受容体であるp75NTRニューロトロフィン受容体の分布を明らかにした。PGP9.5による染色では、P3までは陽性神経線維が粘膜固有層に認められるのみで、P5で葉状神経終末が観察された。P5の葉状神経終末においては末端膨大部の形態が単純であったが、P11で末端膨大部が拡張し8Wまで基本的な構造は変わらなかったTrkAに対する染色では、P5から8Wの末端膨大部にドット状のTrkA陽性反応が認められ、終末に向かう軸索の周囲に弱いTrkA陽性反応が認められた。TrkBに対する染色では、P5以降で終末に向かう軸索と末端膨大部付近の細く枝分かれした軸索に陽性反応が認められた。さらに、少数のTrkB陽性の斑状の構造が末端膨大部が認められた。TrkCに対する染色では、P14までは葉状神経終末においてTrkC陽性反応は認められなかったが、3W以降のラットでまれに葉状神経終末領域に斑状の陽性反応が認められた。p75NTRでは、軸索の神経周膜細胞に陽性反応が認められ、P5からは終末領域の上皮下結合組織、P11からは終末領域の上皮細胞にも陽性反応が認められた。葉状神経終末の軸索にはTrkBが、葉状末端膨大部にはTrkAが存在することから、軸索の伸張と末端膨大部の発達には各々TrkBとTrkAが関与することが示唆された。TrkCは末端膨大部で弱い反応が認められたので、TrkAと強調して末端部形成に作用している可能性がある。また、p75NTRは主に神経周膜細胞に存在することから、終末周囲の環境維持に関与すると考えられた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008 2007

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Distribution of TRPV1- and TRPV2- immunoreactive afferent nerve endings in rat trachea2007

    • Author(s)
      Yamamoto Y., et. al.
    • Journal Title

      J. Anat. 211

      Pages: 775-783

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 周生期ラットの喉頭葉状神経終末におけるニューロトロフィン受容体の分布2008

    • Author(s)
      橋口もも、山田美鈴、山本欣郎
    • Organizer
      第145回日本獣医学会学術集会
    • Place of Presentation
      神奈川県相模原市 麻布大学
    • Year and Date
      2008-03-28

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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