2007 Fiscal Year Annual Research Report
細胞内イオンを利用する分子集積に基づく新しい抗がんシステムの開発
Project/Area Number |
19659026
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
青木 伸 Tokyo University of Science, 薬学部, 教授 (00222472)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 正典 東京理科大学, 薬学部, 助教 (80453835)
景山 義之 東京理科大学, ポストドクトラル研究員 (90447326)
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Keywords | 分子集積 / 金属イオン / がん / アポトーシス |
Research Abstract |
アポトーシスは、固体の生命を維持するために、遺伝子によって制御された細胞死であり、不要になった細胞や有害な細胞を除去する現象である。アポトーシスの誘起機構の一つとして、ミトコンドリアから遊離したカスパーゼ-9がカスパーゼ-3を活性化する経路がある。しかし、がん細胞は、カスパーゼ-9と複合体を生成するタンパクであるXIAPが、カスパーゼ-9と複合体1(次項図1)を生成して不活性化する防御機構をもっている。 そこで本研究では、XIAPを認識するペプチドと金属イオンキレート部(2,2'-bipyridyI(bpy)基)を有する化合物(bpy-ペプチド)を設計、合成する。がん細胞内でbpy-ペプチドが金属イオンによって自己集積してM(bpy-ペプチド)nを生成し、M(bpy-ペプチド)n-XIAP複合体の生成によってカスパーゼ-9を遊離し、アポトーシスを誘導する。 平成19年度は、bpy基を有するジペプチド体の合成に成功した。現在、そのXIAP結合能の測定、および誘導体合成を行っている。
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Research Products
(23 results)