2008 Fiscal Year Annual Research Report
カルシウム感受性ミオシンをバイオチップとして利用する試み
Project/Area Number |
19659059
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
小浜 一弘 Gunma University, 大学院・医学系研究科, 教授 (30101116)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 良樹 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 師講 (20218663)
中村 彰男 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 師講 (30282388)
吉山 伸司 群馬大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (30396650)
田中 秀幸 群馬大学, 医学部, 助手 (70343085)
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Keywords | アクチン / ミオシン / バイオチップ / カルシウム |
Research Abstract |
研究の目的ミオシンは筋肉を構成する主要蛋白質でモーター蛋白質の代表とされ、アクチンと呼ばれる1もうひとつの筋蛋白質を動かす性質がある。この性質によって、動物細胞では筋肉収縮や細胞運動、植物細胞では原形質流動が行われている。本研究ではこの「動き」を利用してバイオチップを作成する技術を開発することを目的とするものであるが、制御の効力、ないモーター機能だけでは利用が不可能で制御のかかることが要求される。本申請はこの様な背景の元に計画されたものである。1)運搬性の形成と荷物の積載:前年度にひきつづきファッシンによりアクチン繊維を束化させ、剛性をもたした運搬体につき、移動距離とその大きさの概要を求めた。前者は5μ皿程度で今後はそれを延、長する工夫が要求される。後者は0.5μ皿程度でサイズのばらつきが多く、大きさを揃える必要がある。積載については、昨年にポリスチレンビーズを、ビオチンとアビジンのアフィニティーを介して運搬体に結合させることができた。指定した箇所へ積載は不成功のままである。ポリスチレンの他に大腸菌も同じ方式で積載することができた。2)運搬体の動きの制御:ブセビスタチンはミオシン特異的阻害薬であるが、これより速度を調節することを試みた。具体的には、ブレビスタチン非存在下でアクチン束を動かじた。ブシビスタチン存在下で速度の低下をみた。青色光照射したブレビスタチンを与えて、速度回復を観察できた。3)運搬体の方向転換:イオン集中ビームでガラス板を加工し、土手をつくりこの土手にぶつけることにした。アクチン束の剛性により方向転換を観察することができた。
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Research Products
(18 results)
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[Journal Article] Blebbistatin Inhibits the Chemotaxis of Vascular Smooth Muscle through Breaking the Interaction between Myosi hand Actin.2008
Author(s)
Wang H., Tanaka H., Qin X., Zhao T., Ye L., Okagaki T., Katayama T. Nakamura A., Isshikawa R., Thatcher S., Wright G., and Kohama k.
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Journal Title
J. Physiol. Heart Circ. Physiol 294
Pages: H2060-H2068
Peer Reviewed
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[Presentation] Non-kinase activity of MLCK in inducing filopodia and chemotaxis of vascular smooth muscle cells toward sphingosylphosphorylcholine.2008
Author(s)
Wang H. -H., Nakamura A., Matsumoto A., Yoshiyama S., Zin X., Ye L.-H., Xie C., Zhang Y., Gao Y., Ishikawa R., Kohama K.
Organizer
The 82nd Annual Meeting of the Japanese Pharn acological Society
Place of Presentation
横浜
Year and Date
20080316-18
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[Book] Peptide Science 20072008
Author(s)
Arai K., Oku H., YamadA K., Gao Y., Ishiokawa R., Yoshiyama S., Kohama K.
Total Pages
437-440
Publisher
The Japanese Peptide Society.
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