2007 Fiscal Year Annual Research Report
新規の遺伝子診断法ハイブリダイゼーション・プローブ法の確立
Project/Area Number |
19659085
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
山城 安啓 Yamaguchi University, 大学医学系研究科, 准教授 (50243671)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服部 幸夫 山口大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (80144955)
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Keywords | 遺伝子診断 / Hybridization-probe法 / Melting Curve(融解曲線) / 簡易診断 / Tm(融解温度) |
Research Abstract |
βグロビン遺伝子異常(βサラセミアの変異)をモデル遺伝子としハイブリダイゼーション・プローブ法の確立を試みた。 1)βサラセミアに対する各種Anchor probeとSensor probeの設計・合成日本人のβサラセミアの約80%は10種類の遺伝子異常で占められる。この10種類の変異検出に最適なAnchor probeとSensor probeの作成を試みた。 2)LightCyclerによる解析過去に送られてきたサンプルから各種遺伝子異常のサンプルをピックアップし、PCR法によりβグロビン遺伝子を増幅した。増幅した産物にprobeを添加しLightCyclerによりMelting Curve解析を行った。 3)再現性及び感度の高い検出法の追及繰り返し解析を行うことにより再現性のチェックを行った。Tmの差があまり出てこないものに関してはProbeに変異を導入するなどの工夫をした。高感度に検出するために塩濃度の変化やホルムアミド添加など条件を検討した。 以上の検討より、Tmの違いによりすべての変異を決めることができた。さらに、probe内の変異であれば如何なる変異でも検出可能。ホルムアミドと水を加えることにより感度と分離が改善された。
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Research Products
(1 results)