2008 Fiscal Year Annual Research Report
エビデンスのある患者自己治癒力向上-量的(HSP,免疫等)と質的評価を指標として
Project/Area Number |
19659134
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
高柳 和江 Nippon Medical School, 医学部, 准教授 (20246937)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齊藤 卓弥 日本医科大学, 医学部, 准教授 (20246961)
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Keywords | エビデンス / 患者 / 自己治癒力 / 質的評価 / 指標 |
Research Abstract |
方法 1.医師、看護師である笑い療法士32人をがんの既往がある一般人SPと面接させた。写真と医療評価表を作成し、テスターにより妥当性を検討した。 2.SPによる、笑い療法士の面接態度の概略評価を行なった。安全、リラックス、効率、元気になる、および生きる喜びという観点で5点法で評価させた。(評価尺度3)。 3.笑い療法士とSPのビデオの面接態度評価を評価尺度1(笑い療法士が写真に1分話しかける)と評価尺度2(笑い療法士がSPに3分話しかける)において、評価方法を教育した2人のエバリュエーターにより(1-5点での)平均点で行なった。 4.面接の評価表1,2の結果が評価尺度間の相関があるかどうか、検定をした。 結果 1.SPが概略評価でよいとした笑い療法士は安全の項目が高かった。 2.笑い療法士とSPのビデオを、評価方法を教育した2人のエバリュエーターによって評価を行なった。エバリュエーターによる笑い療法士の結果とSPの結果とは相関があった。 3.笑い療法士32人の面接:評価尺度1(笑い療法士が写真に1分話しかける)と評価尺度2(笑い療法士がSPに3分話しかける)の結果に、相関はピアソンの相関係数で0.696(有意確率0.00)であった。医療提供者が笑いを患者の治癒力を高めるために広めるための教育方法として、直接に患者に面接する方法だけでなく、写真での面接方法を使って、その態度を評価して、より質のよい笑いの空間を患者に提供する教育を行なうことが可能である。
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