法医解剖情報のデータベース化による事故・犯罪予防システムの構築

2008 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 19659169
• Research Institution: The University of Tokyo
• Principal Investigator: 木内 貴弘 The University of Tokyo, 医学部・附属病院, 教授 (10260481)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 青木 則明 東京大学, 医学部・附属病院, 特任研究員 (50255270) ; 吉田 謙一 東京大学, 医学系研究科, 教授 (40166947) ; 中園 一郎 長崎大学, 医歯薬総合研究科, 教授 (30108287) ; 舟山 眞人 東北大学, 医学系研究科, 教授 (40190128) ; 原田 一樹 東京大学, 医学系研究科, 講師 (00253146)
• Keywords: 法医学 / 死因 / データベース

Research Abstract

平成20年度は研究計画書に従い下記の作業を行った。
(1)システムの開発 平成19年度に行ったシステム設計およびその後のユーザーに対するヒアリングを基に、入力するデータ項目を最終決定し、実際のシステムを開発した。システムは鑑定所見やICD10コードなどを入力項目として含む症例登録機能および登録された症例の検索機能、システムを利用可能なユーザーの管理機能等を有する。
(2)システムの試験験運用 開発されたシステムについて日本法医学会教育委員会、同企画調査委員会に対して説明を行い、システムの試験運用への協力施設をリクルーティングした。全国から8施設が試験運用へ参加し、実際に症例を登録しながら細かい入力方法などについて問題点や改善希望点を抽出・検討を行った。フィードバックされた改善点について逐一システムの修正を行っている。平成21年度はこのような修正点を踏まえてシステムを完成させ、本システムの評価を行う予定である。