2007 Fiscal Year Annual Research Report
新しい原理(低酸素細胞のPETイメージング)に基づく心筋虚血評価法の開発
Project/Area Number |
19659193
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
加賀谷 豊 Tohoku University, 大学院・医学系研究科, 准教授 (90250779)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高井 良尋 東北大学, 医学部, 教授 (50107653)
岩田 錬 サイクロトロン, ラジオアイソトープセンター, 教授 (60143038)
金田 朋洋 東北大学, 病院, 助教 (50323019)
杉村 宏一郎 東北大学, 病院, 助教 (60375079)
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Keywords | 核医学 / ポジトロンCT / イメージング / 虚血性心疾患 |
Research Abstract |
適切な症例に適切に冠動脈インターベンションあるいは冠動脈バイパス術を行うためには、冠動脈造影による冠動脈の狭窄度の評価だけでは不充分であり、心筋バイアビリティの評価が極めて重要である。心筋バイアビリティについては、FDG-PETがゴールド・スタンダードと考えられているが、患者のインスリン分泌能あるいは心筋のインスリン感受性の影響を受ける可能性があり、新しいイメージング剤の開発が強く望まれる。我々は、放射線増感剤1-[2-hydroxy-1-(hydroxymethyl)ethoxylmethyl-2-nitroimidazole(以下RP-170)のフッ素誘導体を^<18>Fで標識した新しい低酸素細胞イメージング剤[^<18>F]FRP-170の合成に成功している。本研究において、[^<18>F]FRP-170を用いたPET検査が心筋バイアビリティの評価に有用であるという仮説を検証する。冠動脈に有意狭窄病変があり、運動負荷タリウム心筋血流SPECTにて心筋虚血がみられた安定した労作性狭心症患者において、[^<18>F]FRP-170を用いた運動負荷心臓PETを行った。自転車エルゴメータによる多段階負荷によりエンドポイントに達したところで、予め確保しておいた静脈ラインから[^<18>F]FRP-170 5mCiを注射した。注射後約30秒間は運動を続け、PETの撮像は[^<18>F]FRP-170投与後、5分間隔で1時間後まで行った。その後、トランスミッション・スキャンを行ってγ線の吸収補正を行った。現在のところ、[^<18>F]FRP-170の集積に関して、虚血領域とそれ以外の領域の違いが明瞭でなく、この-因として、[^<18>F]FRP-170の投与のタイミングが適切でない可能性があり、現在検討を重ねている。
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Research Products
(7 results)