2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19659301
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
高井 良尋 Tohoku University, 大学院・医学系研究科, 教授 (50107653)
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Keywords | 放射線適応応答 / クリプトマイクロコロニー / 放射線治療 |
Research Abstract |
腸管のクリプト細胞のマイクロコロニーアッセイを用いて放射線適応応答の有無を調べた。ICRマウスを用いpriming doseとして0.05Gy, 0.5Gy, 1.0Gyを用いた。Priming dose投与後、6、12、24時間後にtest doseとして12Gyを照射した。Test dose投与後3.5日目にマウスを屠殺し腸管を採取、パラフィン切片を作成し、空腸全周あたりクリプトマイクロコロニー数をカウントした。0Gyコントロールとpriming doseのみのコントロールではそれぞれ140-160個の範囲で同様に分布しており差を認めなかった。12Gyのみでは18±3と有意に減少するが、priming dose 1Gyを照射し、12、24時間後に12Gyのtest doseを照射した群のマイクロコロニー数はそれぞれ32±17、40±15で統計学的に有意傾向を認めた。しかしながら、priming dose0.05Gy, 0.5Gy群では12Gyのtest doseのみの群のコロニー数と有意差を認めなかった。Priming dose 1Gyで放射線適応応答の存在を予測させるデータであり、さらに確認のための実験を続けている。Priming doseをもう少し増加させた群を追加する予定である。
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Research Products
(7 results)