2007 Fiscal Year Annual Research Report
高解像度MRIを用いた変形性膝関節症の早期診断システムの開発
Project/Area Number |
19659305
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡 敬之 The University of Tokyo, 医学部・附属病院, 特任助教 (60401064)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 典子 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (60240355)
馬淵 昭彦 東京大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (80312312)
村木 重之 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (40401070)
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Keywords | 変形性関節症 / 画像診断 / MRI / データベース |
Research Abstract |
膝関節(大腿骨、脛骨、膝蓋骨)の関節軟骨量をMRIにて定量化し、臨床データとあわせて解析することで、膝OAの早期診断システムを確立することを目的として、以下の項目についての検討を行った。 1)関節軟骨撮影に適したMRI撮像条件の決定 3D water-excitation MTC条件の軟骨描出力を正確に判定するために膝周囲組織のみ分離したブタ膝にて撮像を行い、撮像の条件を決定した。 2)膝MRI画像デジタル処理による軟骨の定量化システムの開発 軟骨の中央から周辺に操作を行いながら境界を抽出して自動的に計測を行うフィルタリングシステムの開発を行った。このシステムの自動計測値と手動の計測値を比較しながら精度評価が現在進行中である。軟骨抽出領域を利用して、三次元的な構築を行い、構築したMRI画像の膝蓋骨、大腿骨、脛骨の関節軟骨コンポーネント毎の分割、さらに関節軟骨部分を膝蓋大腿関節の内外側、大腿脛骨関節の内外側分に細分割して体積計測を行うアプリケーションの開発に着手している。 3)OA臨床データベース登録患者の膝MRI画像撮影とデータベース化 都市部住民コホートではベースラインデータの収集が完了し、Kellgren-Lawrence分類による膝X線画像の読影も終了した。このデータベース内にはKellgren-Lawrence分類gradelか2というOAの境界域から初期OAと考えられる地域住民が700名登録されている。この中から無作為に120名を抽出して先に設定した関節軟骨撮影に適したMRI撮像条件で、両膝のMRI撮影を行っている。現在OA臨床データベースと独立したMRI画像データベースを構築中である。
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Research Products
(31 results)