2007 Fiscal Year Annual Research Report
腫瘍血管新生の可視化を可能にする分子イメージング剤の開発
Project/Area Number |
19659307
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
吉本 光喜 Kanazawa University, 医学系研究科, 助教 (00345638)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
絹谷 清剛 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (20281024)
川井 恵一 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (30204663)
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Keywords | 分子イメージング / 血管新生 / 癌 / ペプチド / 血管内皮細胞 |
Research Abstract |
血管新生は腫瘍の増殖や転移に密接に関係していることから,血管新生イメージングは腫瘍診断において非常に有用であると考えられている。本研究では,血管内皮細胞に特異的に発現している血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)に着目し,VEGFRに特異的に結合する新規イメージング薬剤を開発し,その有用性について検討を行う。 VEGFを構成するアミノ酸配列の中で,79〜93番自の配列を基に,放射性ヨウ素標識を可能にするチロシンを導入した環状ペプチドをドラッグデザインした。ペプチドへの放射性ヨウ素の導入には,臨床人の普及の点を考慮し,容易な操作で短時間に標識カミ可能であるクロラミンT法を用いて放射性ゴウ素標識を行った,しかしながら,HPLCによる分析の結果,クロラミシTによる標識では分解することが明らかとなった。現在,他の酸化剤(IODO-GENやIODO-BEADS)による標識を行っている。また各ペプチドのヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)に対する増殖阻害効果をMTSアッセイにより行ったが,安定した結果を得ることが出来なかった。そこで,[methyl^<-3>H]thymidineを用いて,ペプチドのHUVECに対する増殖阻害効果を検討することにした。今後,優れた増殖阻害効果を示すペプチドを選択し,VEGFRに対する選択性,マウス体内分布による体内動態解析の検討などを行い,血管新生イメージング薬剤としての評価を進めていく予定である。
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