2007 Fiscal Year Annual Research Report
7テスラ高磁場C-13MR画像の開発と動物実験による基礎的研究
Project/Area Number |
19659312
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
平井 俊範 Kumamoto University, 大学院・医学薬学研究部, 准教授 (40274724)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入口 紀夫 熊本大学, 総合情報基盤センター, 教授 (00347006)
荒木 令江 熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 准教授 (80253722)
中村 英夫 熊本大学, 医学部附属病院, 助教 (30359963)
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Keywords | 脳・神経 / 画像診断 / NMR |
Research Abstract |
脳腫瘍の診断において、新しいMR画像診断法(拡散強調画像、灌流画像)は有用であるが、放射線脳壊死や再発との鑑別など、まだ診断が難しいことも多い。本研究の目的は安定同位体化合物を用い、脳腫瘍のC-13MR画像化への可能性を超高磁場MRI装置にて明らかにするものである。平成19年度は以下の成果を得た。 '1.安定同位体化合物のMR特性確認 安定同位体化合物([1-13C]methionine,isotope enriched amino acid mixture)を購入し、その安定同位体化合物の特性をVarian社Unity 500 NMR分析装置により測定しMRスペクトル特性を解析し、目標周波数を決定した。 2.C-13 MR画像化基礎技術の開発 動物実験用7T MRI装置(Varian社UNITY Inova 300/180)を起動させるために、オックスフォード社に依頼したが、機械の不具合がおこり、7T MRI装置の安定運用にやや遅れがでている。脳腫瘍モデルラットは作成できる準備は整っているが、7T MRI装置の安定運用がなされていないため、脳腫瘍モデルラットの作成は待機中である。 3.今後の研究展開 脳腫瘍モデルラットから得られた動物標本を病理学的、免疫組織学的分析し腫瘍のサイズや性状を評価し、また質量分析、NMR分析で脳腫瘍中のC-13メチオニンを定性、定量解析する。7T MRI装置で得られた画像データ、質量分析やNMR分析で得られたデータを総合的に集計、解析し、C-13安定同位体を用いたMR画像の臨床的な実用可能性を明らかにする。
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Research Products
(4 results)