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2007 Fiscal Year Annual Research Report

ナノバイオテクノロジーを応用した中高年男性の健康度診断チップシステム開発

Research Project

Project/Area Number 19659409
Research InstitutionKanazawa University

Principal Investigator

並木 幹夫  Kanazawa University, 医学系研究科, 教授 (70155985)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 民谷 栄一  大阪大学, 工学研究科, 教授 (60179893)
小中 弘之  金沢大学, 医学部附属病院, 講師 (40334768)
Keywordsナノテクノロジー / イムノクロマトテストストリップ / バイオ診断チップ / セルフスクリーニング / アンチエイジング / LOH症候群 / 男性更年期障害 / 前立腺癌
Research Abstract

人合の高齢化に伴い,高齢者の健康増進や予防医学への積極的な取り組みが国策の一つとなり,健康寿命の延伸を目指した長寿科学研究が待望される時代となった。このような背景のもと,中高年男性の生活の質(QOL)が問われており,その一環としてアンチエイジング医療が最近脚光を浴びている。
本研究の独創性,斬新性は,ナノテクノロジー(超高感度イムノチップセンサー技術)を活用して開発された低侵襲型バイオ診断チップシステムを,中高年男性の健康度を規定しうる,1)加齢男性性腺機能低下(LOH)症候群,2)心身ストレスに起因する男性更年期障害,3)前立腺癌をはじめとする前立腺疾患,に対する診断、鑑別に応用し,自宅で施行可能な簡便、迅速なセルフスクリーニング法として昇華させると共に,これらの疾患の早期発見、早期治療を推進することで高いQOLの維持が可能となり,健康な長寿社会の実現を指向するアンチエイジング医療の発展に大いに寄与することにある。
本年度は,従来のイムノクロマトセンサーに,被検物質に対する抗体を配置したチップを作製するとともに,高感度化を実現するために,金ナノ粒子,クロマト担体材料などの選別,最適化を検討し,高感度イムノクロマトテストストリップを試作した。また,本研究における当該疾患(LOH症候群,男性更年期障害,前立腺癌)を効率よく診断するための分子マーカー、抗体の探索、同定、精製を試みた。PSA,コルチゾール,テストステロンに関しての進捗状況は良好で,今回試作したテストストリップの検出感度は数ng/mlで,イムノクロマトリーダーを用いることで定量的測定が可能となった。最終的にはコルチゾール8ng/ml,テストステロン62pg/ml,の感度を得た。さらに,デヒドロエピアンドロステロンサルフェートは抗体入手済であるが,proPSAについては抗体作製が難航中という状況にある。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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