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2007 Fiscal Year Annual Research Report

生体血管膜モデルを用いた血管新生・消退機構の統合的解析

Research Project

Project/Area Number 19659450
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

高畠 隆  Okayama University, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (50379781)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大月 洋  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (70093672)
成瀬 恵治  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (40252233)
毛利 聡  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 講師 (00294413)
森實 祐基  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (50432646)
Keywords血管アポトーシス / 眼球形成 / 水晶体 / 細胞外マトリックス
Research Abstract

本研究は血管新生および消退の機構を分子レベルから組織レベルまで経時的に解明することを目的とし、血管新生・消退におけるラット眼球の瞳孔膜の血流動態と調節因子の関係、調節因子間の相互関係を明らかにすることを目的とするものである。
平成19年度において、我々はラットに対し生後7日目から1%アトロピンを点眼し虹彩運動を持続的に抑制することで、人為的に瞳孔膜を残存させた。我々はこの方法を繰り返し行い、本手法の再現性が極めて高く、安定して瞳孔膜を残すことが出来ることを確認した。
我々は瞳孔膜血管の血流動態の変動に伴い、瞳孔膜を取り巻く環境、特に眼房水において血管新生や消退に関わるサイトカインの変動が起こっているのではないかと考えた。そこで、人為的に瞳孔膜を遺残させたラットと瞳孔膜が完全に消退したラット(コントロール)を用いて、各群のラット眼前房水中の血管内皮細胞増殖因子(VEGF)濃度をELISA法を用いて測定した。しかしこれまでの結果では、両群において前房水中のVEGF濃度に有意差はみられなかった。今後は、他のサイトカインについても検討を進める予定である。
次に、眼房水以外の瞳孔膜消退に関わる因子として、我々は水晶体表面(前嚢)と瞳孔膜血管の接着が重要な役割を果たしていると考えた。そこで、マウス眼を用いて水晶体表面(前嚢)と瞳孔膜血管の接着に関わる細胞外マトリックスの局在について検討を始めた。現在、コラーゲンを中心に細胞外マトリックス分解酵素などについて免疫組織化学染色を行っており、平成20年度には瞳孔膜の消退過程と細胞外マトリックスの関係についてさらに検討を進める予定である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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