2008 Fiscal Year Annual Research Report
アトピー眼症におけるビタミンD3およびTSLP分子の機能解析
Project/Area Number |
19659454
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
木下 茂 Kyoto Prefectural University of Medicine, 医学研究科, 教授 (30116024)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 彰 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (00312348)
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Keywords | アレルギー / ゲノム / 免疫学 / 遺伝子 / 生理活性物質 |
Research Abstract |
本年度は研究実施計画に基づき以下の研究を実施した。 1.増殖性変化を伴うアトピー性角結膜炎組織を用いた免疫組織学的解析 米国DNAX研究所Dr. DeWaal-Malefytとの共同研究で組織染色に使用可能な抗ヒトTSLP抗体を入手し、ヒトアトピー性角結膜炎の治療時に同意を得て取得した結膜組織を免疫組織染色し、アトピー性角結膜炎組織の上皮細胞にTSLPが発現していることを証明した。(健常対照では陽性所見なし)。 2.ヒト肥満細胞由来セルライン(LAD2)を用いたTSLPシグナルの解析 LAD2をリコンビナントTSLP分子単独で刺激した際には、大きな変化を検出することができなかったが、新規Th2サイトカインIL-33との共刺激でLAD2細胞におけるIL-13mRNAの発現量が相乗的に増加することを発見した。このことはTSLP分子が肥満細胞をエフェクター細胞として、慢性アトピー性炎症の病態生理にかかっていることを示唆する所見であると考えられる。 これらの成果は前年平成19年度の成果と合わせて、現在学術誌に投稿中である。
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Research Products
(3 results)