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2009 Fiscal Year Annual Research Report

嚢胞裏装ケラチノサイトの細胞代謝機能と幹細胞局在における由来上皮間比較

Research Project

Project/Area Number 19659528
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

古森 孝英  Kobe University, 医学研究科, 教授 (50251294)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 横尾 聡  群馬大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00322206)
寺師 浩人  神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (80217421)
梅田 正博  神戸大学, 医学研究科, 准教授 (60301280)
尾島 泰公  神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (40403240)
Keywords顎骨内嚢胞 / ケラチノサイト / パルミチン酸 / 必須脂肪酸
Research Abstract

顎骨内嚢胞は歯根嚢胞、含歯性嚢胞などいくつかの種類があるが、その上皮は重層扁平上皮である。しかし同じ扁平上皮であっても、その発生由来や発育環境など上皮形成過程は全く異なる。そのため、これら裏装ケラチノサイトは嚢胞間で細胞生物学的に大きく異なり、それが上皮の形態表現型として現われている可能性がある。一見同じ重層扁平上皮に裏装された顎骨内嚢胞においてその発生由来組織や発育環境がケラチノサイトそのものの細胞生物学的性質に及ぼす影響について検討した。
嚢胞裏装上皮ケラチノサイトの細胞分化と細胞膜構成脂肪酸比を検討することにより、ケラチノサイトの細胞生物学的特徴を検討した。細胞膜を構成するリン脂質の中で脂肪酸は基本単位である。パルミチン酸は細胞形成の重要なエネルギー源であり、必須脂肪酸は細胞の増殖と分化を制制御している。そこで、嚢胞裏装上皮ケラチノサイトの細胞膜脂肪酸解析を行い、最も基本構成単位であるパルミチン酸、必須脂肪酸であるリノール酸およびアラキドン酸の構成比を比較することで、各嚢胞上皮の増殖能、分化能を明らかにした。
さらに、重層化した扁平上皮としての機能が正常口腔粘膜上皮と比較してどの程度成熟し、またどのような差が生じているかなどをあわせて検討することにより現在治療法として確立している摘出・閉鎖術、摘出・開放創、開窓術などの中で生体にとって最も生埋的な冶療法は何かということに対して一定の見解を得た。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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