2007 Fiscal Year Annual Research Report
良質な睡眠確保のための簡便な局所加温方法の確立に関する研究
Project/Area Number |
19659566
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Research Institution | Aichi Prefectural College of Nursing & Health |
Principal Investigator |
佐藤 美紀 Aichi Prefectural College of Nursing & Health, 看護学部, 講師 (10315913)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽田 陽子 愛知県立看護大学, 看護学部, 准教授 (80405224)
田代 ひろみ 愛知県立看護大学, 看護学部, 助教 (90381912)
水野 美香 愛知県立看護大学, 看護学部, 助教 (20405228)
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Keywords | 看護 / 局所加温 / 睡眠 / 温罨法 |
Research Abstract |
看護の分野では、リラクゼーション効果などから足浴が睡眠導入に効果があるとされているが、多くの患者を担当して夜勤に従事している現状では、就寝前に足浴をすることは実際には難しく、また睡眠の評価も難しいため、病院や施設での検証はあまり進められていない現状である。そこで本研究では、足浴より簡便なホットパックを用いた局所の加温、特に下肢の加温による睡眠への影響を、リラクゼーション効果や体温、皮膚温への影響とも関連させて明らかにすることを目的とした。 本年度は、リラクゼーション効果をみることを目的に多機能心電計レーダーザークおよびフラクレットを用いてのプレテストを行った。結果、効果の判定には有用であるが、レーダーサークとフラクレットで計測をしたまま被験者に睡眠導入を促すには、装着するプローブ等の多さから自然な状態にならないため、実際の睡眠への効果は別の形で観察する方向性を考えた。ただし睡眠はさまざまなことに影響を受けるため、ホットパックによる局所加温の影響を確認することは必要であることから、今後も実験室内で局所加温のリラクゼーション効果、皮膚温・体温への影響について観察し、検討する予定である。また、睡眠への影響については、睡眠-覚醒リズムの計測ができるアクティグラフを用いて検討する予定で、プレテストを行った。今後解析を行ったうえで実施する予定である。
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