2008 Fiscal Year Annual Research Report
月経周期の諸症状と子宮内膜症リスクに関するヘルスアセスメントシートの開発
Project/Area Number |
19659593
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
田渕 康子 Saga University, 医学部, 准教授 (90382431)
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Keywords | 子宮内膜症 / スクリーニング / アセスメントシート / 自己管理 |
Research Abstract |
子宮内膜症のスクリーニングや自己管理のためのアセスメントシートの開発を目的に、アセスメントシートの作成と少人数を対象にしたプレテストを実施した。 調査項目は、月経に伴う諸症状として、且経痛の変化・月経痛の程度・月経痛の時期・月経痛の種類など月経の疼痛症状に関する7項目、血便・血尿・月経量・貧血症状など出血の状態に関する4項目、初経年齢・月経周期日数・月経持続日数など月経歴に関する3項目、出産経験・不妊状態・家族歴(近親の子宮内膜症患者)・子宮内膜症の既往の4項目、健康関連QOL (HRQOL:Health Related Quality of Life)尺度SF-8_<TM>項目から構成される。そのほか、対象者の属性、月経の自己管理の状況、就業者についての生理休暇の取得状況、子宮内膜症に関する知識の程度および情報源等に関する項目、月経に関する悩みなどに関する自由記載欄を設けた。さらに、子宮内膜症の既往がある場合には、疼痛症状を自覚してから受療行動までの年数、病巣診断、治療内容等に関する項目を設けた。子宮内膜症患者を含む10名の対象者にプレテストを実施し、調査内容の妥当性を検討した。 また、子宮内膜症の患者団体である、子宮内膜症協会に調査協力の依頼を行い、同団体に名簿登録している子宮内膜症患者1200名を対象に調査を実施することについて内諾を得た。本調査は、平成21年8月〜9月に実施する予定である。
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