2007 Fiscal Year Annual Research Report
植物における免疫活性化機構と病原体による免疫抑制化機構の解明
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19678001
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
白須 賢 The Institute of Physical and Chemical Research, 植物免疫研究チーム, チームリーダー (20425630)
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Keywords | 遺伝子 / ゲノム / シグナル伝達 / 植物 / 生理学 |
Research Abstract |
タンパク質構造解析への準備。候補タンパク質の選考とそれらをコードする遺伝子の完全長cDNAのクローニングあるいはクローンの収集。 1.Rタンパク質群。既知のR遺伝子のクローンをできるだけ集めて確認する。植物種はシロイヌナズナ、イネ、大麦、小麦、トマト、じゃがいも、タバコなどを主に用いた。これをベースに無細胞系タンパク質合成系に用いるためのテンプレートDNAをPCRを用いて作成した。テンプレート作りは96穴のプレートを用い、ハイスループットの系を確立した。理化学研究所ゲノム科学総合研究センタータンパク質結晶構造解析研究チームの白水美香子チームリーダーの研究室において合成タンパク質の可溶化の程度をハイスループットの系を用いて検討した。プライマーデザインのプログラムを用いて各ドメインだけを発現し、タンパク質を合成した。精製したタンパク質の可溶化の程度を検討した。 2.植物免疫シグナル伝達系重要タンパク質群。上記のRタンパク質群と同じように、RAR-SGT1複合体、EDS1-PAD4複合体、NPR1-TGA複合体、オキシターゼ複合体、MAPキナーゼ複合体、ユビキチンリガーゼ複合体のテンプレートDNAを作成した。材料は主にシロイヌナズナであるが、完全長cDNAがあるものはそれも試料とした。インフォマティクスをもちいてドメイン構造を予想して、各テンプレートDNAを作成した。これらのタンパク質を発現させ、タンパク質の可溶化の程度を検討した。
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Research Products
(1 results)