2007 Fiscal Year Annual Research Report
リハビリテーション研究のためのブレイン-マシンインタフェースシステムの応用
Project/Area Number |
19680023
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 隆文 The University of Tokyo, 大学院・情報理工学系研究科, 講師 (50302659)
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Keywords | 神経インタフェース / リハビリテーション / 神経プローブ / BMI / 神経電極 |
Research Abstract |
本研究においては,次世代のリハビリテーション,つまり「成年脳の可塑性の積極的な制御」の実現を目指して,3つの研究課題を行うことを目的とした. (1)研究用システムの構築.開発中の3つの技術(多機能神経プローブ、ラット)BMIシステム、末梢神経電極)を慢性的に使用可能とするための改良と統合.(2)損傷モデルの確立.(3)これらの統合による、回復期の可塑特性の解明.(脳損傷部周辺には,多機能神経プローブを配置して,運動野の神経信号のモニタを行いながら,各種の薬剤の局所投与や計測等を行う.ラットのリハビリテーションは,ラットBMIシステムを用いて行う.と同時に,末梢神経における神経信号に関しても末梢神経用プローブによってモニタ(あるいは感覚神経への信号入力)を行い,これらの信号の経時的変化,相互作用,薬液投与の種類,時期,量,投与部位との関係について解析を行い,リハビリテーションへと活用可能な可塑特性の解明を行う.) Hl9年度においては、主に下記の研究課題を行った. (A)ラットBMIシステムとして,車両型テットBMIシステムを本研究課題で用いるための改良を行った. (B)慢性使用可能な多機能神経プローブの開発 流路を備えた神経電極による薬理的情報の入出力デバイスの開発を目指して開発を行った.具体的には,薬液注入を慢性的に行うための埋め込み可能な小型ポンプとの統合についての検討や,半透膜付与によるマイクロダイアリシスプローブとの統合について検討を行った. (C)末梢神経用プローブの改良 神経再生型電極の慢性化を図るとともに,カフ型の電極による計測信号の信号処理手法について検討を行った.
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Research Products
(6 results)