2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19683004
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
松本 渉 関西大学, 総合情報学部, 准教授 (10390585)
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Keywords | 非営利セクター / 国際比較 / 市民社会 / 面接調査 / 社会貢献 / 政治参加 / RDD / 連鎖的比較 |
Research Abstract |
本年度の研究実績は,主に,2007年度から実施されてきた各国での市民社会調査(2007年度日本調査・2008年度米国調査・2008年度日本電話調査・2009年度韓国調査)のデータの集計と検証,および各国調査の結果についての比較と分析である。 具体的には,これまでの四つの調査を概観できるように,各国間の調査結果の比較集計,一昨年度に日米両国において実施したRDD電話調査についての日米間での比較検討,安全保障観についての分析等を行った。 その結果,日韓ではボランティアでも初対面の人を用心する人が多いが,米国では初対面でもボランティアであれば信頼する人が多いといった国によっての意識の違いがあることに加え,一組の似た趣旨の質問(友好を深める国と生まれ変わりたい国)の回答傾向が,国によって変化したりしなかったりすること等が明らかになった。また,年度末には,それらの研究成果の集大成として,総合報告書「市民の政治参加と社会貢献の国際比較-総合報告書-」を発行した。 この調査研究は,日米韓の三カ国における市民社会比較分析といった研究の基礎的情報を提供するものであると同時に,各国の調査法上の特徴と問題点を明らかにする意義があると考えられる。
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Research Products
(3 results)