2009 Fiscal Year Annual Research Report
植生キャノピーの生理・生態・光学特性に関する統合モデルと衛星観測
Project/Area Number |
19688012
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
奈佐原 顕郎 University of Tsukuba, 大学院・生命環境科学研究科, 准教授 (40312813)
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Keywords | 歴史地理学 / 先住民族 |
Research Abstract |
前年度に引き続き、岐阜大学高山試験地(森林)と、農業環境技術研究所真瀬水田試験地、筑波大学菅平高原実験センター(草原)、筑波大学陸域環境研究センター(草原)のそれぞれで、植生キャノピー(樹冠)の構造と生理に関する定期観測を実施した。岐阜大学高山試験地(森林)と、農業環境技術研究所真瀬水田試験地では、野外据え付け型の中間赤外分光放射計(英弘精機MS712)による観測を継続した。これらの観測データをもとに、森林の葉面積指数を簡便かつ精度よく推定する手法を開発した(Kume et al., in press)。森林の季節変化のタイミング(フェノロジー)に燗する測定・推定手法を高度化し、それによって過去10年間の日本の森林の季節変化を衛星データで再現した。その結果、2009年秋季の黄葉・落葉が、多くの地域で早かったことが明らかになり、それは地域によって、春の展葉の早期化と連動している可能性が見出された。
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Research Products
(6 results)