2008 Fiscal Year Annual Research Report
MRI装置を用いた知的医用画像処理に基づく仮死新生児の超早期画像診断技術の開発
Project/Area Number |
19689023
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
小橋 昌司 University of Hyogo, 大学院・工学研究科, 准教授 (00332966)
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Keywords | 医用画像処理 / 脳疾患 / 新生児・幼児 / コンピュータ画像診断支援 / 脳溝 / 脳回 |
Research Abstract |
本研究では, 新生児脳疾患の定量的診断支援を行うため, MRI装置を用いた計算機画像診断支援システムの開発を目的とした. 本年度においては, 特に(1)新生児脳MRI画像からの脳表輪郭の高精度抽出法, (2)半自動脳回分割法を提案した. 脳表の自動抽出法として, Thick-rubber-model(TRM)とよぶ手法を提案した. 同提案手法を6名の新生児脳に適用した結果, 二乗平均誤差1.5mmで抽出が行え, 従来手法の二乗平均誤差3.2mmと比較し, 高精度な抽出が行えた. また, 脳回領域の半自動分割法として, ユーザがラフに記述した脳溝ガイドラインを基に, デフォーマブルモデルのファジィ最適化により, 脳回を自動認識する手法を提案した. 同手法を14名の新生児・小児脳MR画像に適用した結果, 感度92.8%, 擬陽性率0.1%で脳回の萎縮度定量化が可能であった. これらの研究により, 新生児を対象とした, MR画像を用いた脳の形態的評価を提案した. 今後は, 新生児の超早期画像診断技術への応用が期待される.
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Research Products
(8 results)