2007 Fiscal Year Annual Research Report
ソフトウェア再利用支援のためのコードスニペットマイニング技術に関する研究
Project/Area Number |
19700023
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
小林 隆志 Nagoya University, 大学院・情報科学研究科, 特任准教授 (50345386)
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Keywords | ソフトウェア再利用 / プログラム解析 / ソフトウェアリポジトリマイニング / ソフトウェア学 |
Research Abstract |
本研究では,ソフトウェアリポジトリ内にある多数の実際の利用方法や,過去の開発におけるデバッグ過程での実行履歴情報に着目し,開発者が部品を再利用する工程を支援のための情報を,部品の解析によって取得するだけではなく,ソフトウェアリポジトリやデバッグ履歴から再利用部品の過去の利用方法を抽出し利用支援を行う手法の開発を目的としている. 本年度はマイニング対象を表現するためのモデル化の検討を行った.まず,ソースコードの抽象構文木に静的解析によって解析できる各種依存関係を加えたソースコードに関する基本モデルを作成し,このモデルに対して,利用方法と考えることのできる部分を探査し,コードスニペットの候補を抽出する方法を検討した.また複数のコード検索サイトを統合検索し,検索結果が依存するコード群を解析しそれらを収集するツールを作成し,Web上で利用できるコード検索サイトを活用し,部品の利用方法を発見するための準備を行った. これらの作業と並行して,依存関係等を視覚的に表現できるように,モデルの可視化方法及びそのツールの開発を行った.作成したツールは,複雑なモデル情報を効果的に表示できること,ソフトウェアを理解するための支援にも使用できることを確認した.また,再利用対象としてフレームワークに着目し,その利用過程を抽出するための準備として,要求仕様およびフレームワークに実装されている機能をモデル化し,それらを比較することで,要求仕様に合致する使用方法を導出するための手法を開発した.
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