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2007 Fiscal Year Annual Research Report

コアスケジューラを用いた適応的計算機資源割当てによる仮想計算機システムの高性能化

Research Project

Project/Area Number 19700034
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

毛利 公一  Ritsumeikan University, 情報理工学部, 講師 (90313296)

Keywordsソフトウェア学 / オペレーティングシステム / システムソフトウェア / 仮想化技術 / 適応ソフトウェア / 仮想計算機モニタ / 資源管理
Research Abstract

平成19年度は,1.マルチコアで動作可能なOSの構築,2.資源の変動を検出可能なメカニズムの構築,3.仮想計算機モニタがゲストOSの動作を観測可能とするメカニズムの構築,この3点について重点的に研究を進めた.
1.については,独自で開発しているOSであるLavenderについてマルチコア化を行った.現在,複数のコアを起動させる機能の付加を完了した.これに伴い,今後は,OSのCPUスケジューラによってコアヘプロセスを割り当てるための機能を開発し,マルチコア化を完了する予定としている.
2.については,特に割り当てられたコア数が増減したときに,OSのCPUスケジューラとしてどのような機能が必要かについての検討を行った.この機構は,1.のマルチコア化が完了し次第,さらに具体的な検討・開発に着手する.なお,1.と2.の成果については,情報処理学会研究報告で「動的なプロセッサコア資源の変動に適応するCPUスケジューラの検討」として発表した.
3.については,既存の仮想計算機モニタであるXenについて,その内部構成を調査した.さらに,ゲストOSがどのようなデバイスに対する操作を行っているか,入出力処理ついて情報を取得・可視化するためのソフトウェアをXen上に開発した.この成果は,情報処理学会研究報告の「仮想計算機モニタを利用したゲストOSの入出力要求監視手法」として発表した.今後は,プロセス構造体,メモリ管理のための構造体,ファイル構造体,スケジューラのキューといったOSの内部情報を観測する手法について開発を進める.これによって,能動的な計算機資源の割当て方式の開発につなげる予定である.

  • Research Products

    (4 results)

All 2008 Other

All Journal Article (2 results) Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] 仮想計算機モニタを利用したゲストOSの入出力要求監視手法2008

    • Author(s)
      金城 聖
    • Journal Title

      情報処理学会研究報告 2008/9

      Pages: 9-15

  • [Journal Article] 動的なプロセッサコア資源の変動に適応するCPUスケジューラの検討2008

    • Author(s)
      荒木 裕靖
    • Journal Title

      情報処理学会研究報告 2008/9

      Pages: 119-125

  • [Presentation] 仮想計算機上でのリアルタイムOSの動作に対する評価と考察2008

    • Author(s)
      永島 力
    • Organizer
      第70回情報処理学会全国大会
    • Place of Presentation
      筑波大学(茨城県つくば市)
    • Year and Date
      2008-03-13
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.lavender.org/

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2014-04-22  

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