2008 Fiscal Year Annual Research Report
仮想空間と実空間を親和的に融合するユニバーサルワークスペースの構成法
Project/Area Number |
19700054
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
北形 元 Tohoku University, 電気通信研究所, 准教授 (20344731)
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Keywords | ユニバーサルワークスペース / 協働作業支援 / 3次元仮想空間 / 感覚的現実感 / パーセプチャルウェア / ユビキタス |
Research Abstract |
本研究は、ユビキタスネット社会を実現する2大技術、すなわち通信基盤技術(有線・無線インフラ)とデバイス技術(携帯端末、センサ、情報家電等)に続く第3の技術として、ソフトウェア技術に着目し、現在のデスクトップ主体のコンピューティングスタイルと来るべきユビキタスコンピューティング環境の両者を親和的に融合し、利用者の協働作業を支援する統合的な協働作業環境として「ユニバーサルワークスペース」を実現するための理論的な枠組み、および基礎技術要素の開発を目的としている。 本年度は平成19年度の成果に基づき, 仮想空間・実空間融合技術の開発と評価用アプリケーションの設計・実装, 評価実験, および総合評価を行い, 仮想空間と実空間を親和的に融合するユニバーサルワークスペースの構成法の基礎を確立した. 具体的には, 以下の(E)〜(G)の項目について研究を推進した. (E) 仮想空間・実空間融合技術の開発(平成20年度前半) ・ 前年度に設計・試作したユニバースブラウザと既存のセンサ技術の連動方式の検討 ・ 仮想空間(ユニバース)と実空間座標系とのマッピング方式の検討 ・ 仮想空間と実空間を融合するユニバーサルワークスペースの設計・実装 (F) ユニバーサルワークスペース評価用アプリケーションの設計・実装と評価実験(平成20年度前半) ・ ユニバーサルワークスペース評価用アプリケーションの設計 ・ ユニバーサルワークスペース評価用アプリケーションの実装 ・ 評価用アプリケーションを用いた評価実験 (G) 総合評価(平成20年度後半) ・ (F)の評価実験の結果を通じ, (A)〜(F)全体の総合評価を行った.
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