2008 Fiscal Year Annual Research Report
大域照明を考慮した動的なシーンの高精細かつ高速な画像生成の研究
Project/Area Number |
19700095
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
岩崎 慶 Wakayama University, システム工学部, 講師 (90379610)
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Keywords | コンピュータグラフィクス / レンダリング / リアルタイムレンダリング / 大域照明 / GPU |
Research Abstract |
大域照明を考慮して. 照明を変更可能な動的なシーンの高速レンダリング手法について研究を行った. 平成21年度は主に以下の2つの研究を行った. 1. 自己反射を考慮した鏡面反射物体のリアルタイムレンダリング手法 鏡や金属に代表される鏡面反射物体をレンダリングする上で, 周囲の環境の映り込みの考慮は重要である. 特に, 鏡面反射物体の一部が映り込む自己反射は, 大域照明効果の一つであり, 鏡面反射物体の高精細なレンダリングにおいては考慮すべき効果である. 本研究では, 物体表面での反射伝達を前計算することによって, 自己反射を考慮してリアルタイムにレンダリングする手法を提案した. この結果をまとめ, 画像電子学会に投稿し採択された. 2. 屋内照明設計のための高速レンダリング手法 窓や天窓のように, 屋外から屋内へ光が入り込むシーンのための, 大域照明を考慮したレンダリング手法を提案した. 間接光成分を4次の球面調和関数で表現することで, 間接光(大域照明)を考慮した高速レンダリング法を提案した. 本手法は, 屋内外の照明を動的に変更できる. これをまとめ, VisualComputing/グラフィクスとCADシンポジウムに投稿し採択された. また, 現在論文誌に投稿中である.
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Research Products
(3 results)