2008 Fiscal Year Annual Research Report
カメラ・プロジェクタ系によるテクスチャ付全周囲CGモデル作成ステム
Project/Area Number |
19700098
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Research Institution | Hiroshima City University |
Principal Investigator |
古川 亮 Hiroshima City University, 情報科学研究科, 講師 (50295838)
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Keywords | 3次元コンテンツ作成 / 形状統合 / プログラマブルシェーダ / 符号付距離場 / カメラ・プロジェクタ系 / 自己校正 / 表面反射特性 / 鏡面反射除去 |
Research Abstract |
●表面の反射特性推定/テクスチャの色あわせ 対象物体表面の各点における反射特性の推定を行う。入力に線形なダイナミックレンジ画像を利用し、光源位置と形状が既知であることにより、反射モデルへのあてはめを行う。現在、観測される画像上の色のモデルとしてlafortuneモデルを採用した当てはめを実装し、幾つかのデータに対して評価中である。 本研究の成果を利用することで、テクスチャの色合わせも実現できると考えられる。本研究の成果については、現在投稿中である。 また、関連した研究として、実画像からサンプリングしたテクスチャを利用して、視点に依存したテクスチャの変化をレンダリングする手法である視点依存テクスチャにおいて、画像の補間手法を改良し、より現実的なCG画像を得る手法の研究も行なった。本研究の成果については、現在投稿中である。 ●プロジェクタ/カメラ系による形状計測システム また、物体表面の反射とともに、形状を計測するための手法として、プロジェクタ・カメラ系による形状1計測システムの開発も同時に進めている。平成19年度から研究している、複数方向から計測した形状の位置合わせについての誤差修正の研究については、アルゴリズムの改良を行ない、その成果をCVIM論文誌1巻3号で発表した。 また、本年度は、単一の画像のみから形状を計測することが可能なシステムの研究を行ない、実際に動作可能なシステムを実装した。その成果をMIRU2008及びCVPR2008で発表した。
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