2008 Fiscal Year Annual Research Report
モバイルサービス改善のための消費者行動モデリングに関する研究
Project/Area Number |
19700144
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
笹嶋 宗彦 Osaka University, 産業科学研究所, 助教 (80402999)
|
Keywords | オントロジー / モバイルサービス / モデル記述支援 / 消費者行動 / 知識工学 |
Research Abstract |
本研究では, モバイルサービスの利便性向上を目指している。第2年度である20年度においては, 提案方式をさらに木規模なモデル構築に適用し, モバイルサービス全体を対象としてタスク指向型に改良するための方式提案を行った. 並行してモテル構築に必要なソフトウェアツールを設計し試作した. 具体的には次の3つの課題に取組んだ. (1) 初年度に提案の記述枠組みを用いて, 消費者行動知識の構築と改良を継続した. 具体的には, 記述の対象範囲を消費のテーマパークでの活動から一般の消費活動へと広げた. 申請者らは過去の研究活動を通じてオントロジーの不備を検出し修正する経験を十分積んでいたため, 専門家の協力のもとで作業を進めることができた. 具体的には, 一般的な消費活動をほぼ含む「旅行」を対象とした消費者の行動モデルを構築することが出来た. (2) 初年度設計した, モバイルサービスの構築支援インタフェースを試作した. 試作においては, 最終年度での評価実験を考慮して, 知識操作の容易性, インタフェースの操作性など, どの軸に力点を置くかを決定した. 具体的には, オントロジー構築ツール「法造」の概念表示機能を用いて, オントロジー上の知識からモバイルユーザめ行動モデルテンプレートを生成する方式を提案し, シミュレートした. (3) オントロジーに基づいて構築. した消費者行動モデルをモバイルサービスにマップする方式について検討した. 消費者の行動モデルは抽象的で, 具体的なモバイルサービスとは隔たりがある. この隔たりを越えて両者をマップする仕組みを検討し方式提案した. 具体的には, モバイルサービスヘと利用者を誘導するメニュー構造を試作し, 実規模のサービスを実際に割り付ける過程を実施して, 提案枠組みの実用性を確認し, 同時に課題を洗い出した.
|
Research Products
(6 results)