2007 Fiscal Year Annual Research Report
パターン認識器統合フレームワークとデータ収集に関する研究
Project/Area Number |
19700179
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
藤江 真也 Waseda University, 付置研究所, 助教 (00367062)
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Keywords | パターン認識 / 情報センシング |
Research Abstract |
1.フレームワークの設計・実装 フレームワークの設計と実装の一部を行った。 (1)認識器の登録とデータの入出力 概念的には,各認識器は他の認識器と直接関係を持つのではなく,一旦フレームワークを介して認識結果をやり取りすることになる.このために,各認識器はフレームワークとのデータのやり取りを開始するときに,どのデータを入出力として扱うかを宣言し,自身を登録する必要がある.これらを簡便に行える枠組を提供する。 (2)データ保存・転送 実際にシステムが稼動し始めると,フレームワークは講識器が要求する入力データの認識器への転送,認識器の認識結果の取得などを常時行うこととなる。概念的にはこれらの情報を全て一箇所に集中させて管理することになるが,実行速度上の効率性を考慮し,フレームワークが保存するデータを適切なタイミングでネットワークを介して別の計算機に転送する枠組を実装した。 2.マルチモーダル音声対話システムへの適用 対話実験とデータ収集のために,申請者が開発してきたマルチモーダル音声対話システムに,提案するフレームワークを適用した.フレームワークの適用にあたって,これと整合性が良くなる様に,従来のフレームワーク,通信ミドルウェアの両者をあわせて改良を行った。
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