2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19700228
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
染谷 博司 The Institute of Statistical Mathematics, モデリング研究系, 助教 (00333518)
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Keywords | アルゴリズム / ソフトコンピューティング / 進化型計算 |
Research Abstract |
関数最適化問題は,さまざまな工学的実問題に頻出する重要な最適化問題である.コード化に実数値を用いた遺伝的アルゴリズムである実数値GAは,実問題において高い性能を示すことが知られており,近年では,複雑なレンズ系の設計問題,タンパク質の三次元構造予測,などへの応用例が報告されている.しかしGAにおいても最適化が比較的困難な問題が存在することが報告されている.本研究の目的は,そのような困難な最適化問題に有効な交叉法として非対称正規分布交叉(Asymmetrical Normal Distribution Crossover ; ANDX)を提案し,また,提案する交叉法の性能を十分に引き出すための世代交代モデルであるeXclusive-MGGモデル(X-MGG)を提案することにある.また,提案手法の実験的および理論的解析により,交叉が重点的に探索すべき有望探索領域についての知見を深める.提案手法であるANDXに関する申請時までの調査において,次の課題が今後の課題として挙げられていた. 1. 多数(3以上)の親を用いた場合の挙動の検証 2. 統計量の遺伝の考え方に基づいた,適切なパラメータ設定についての考察と検証 3. 探索局面に応じた適応的なパラメータ調整の方法の効果の検証 4. 交叉法と世代交代モデルの組合せかたについての考察 5. X-MGGにおける距離情報の利用の検討 平成20年度までにおいては1~4に関する調査を行った.平成21年度は特に4と5に関する調査として,世代交代時に生き残る子個体間の距離と集団分布の関係を定量化し初期収束との関係を考察した.また,定量化された分布変化に基づき異なる生存選択法の比較を行い,これらの成果を公表するに至った.
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