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2007 Fiscal Year Annual Research Report

テキストコミュニケーションを円滑にする感性情報に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 19700237
Research InstitutionJoetsu University of Education

Principal Investigator

石川 真  Joetsu University of Education, 学校教育総合研究センター, 准教授 (60318813)

Keywords感性情報 / コミュニケーション / 情報社会 / CMC
Research Abstract

本研究では、電子メールや電子掲示板などの文宇(テキスト)のみのコミュニケーションメディア利用において、円滑なコミュニケーションを実現する感性情報の諸要因を明らかとすることを目的としている。本年度は、大学生を対象としたテキストコミュニケーションに関する調査を行い、実態を探ることとした。とりわけ、対象者にとって最もなじみのある携帯電話を用いた親しい者同士によるメールのやり取りに焦点を当て、対象者の感性、認知に関する側面について検討したところ、特に以下の点において興味深い傾向が示された。
メールで使用する文字のタイプに着目したところ、全般的に携帯電話の特徴である「絵文字」よりも通常のテキストの使用が多いことが明らかとなった。また、絵文字が気持ちを表す表現として比較的多く利用されていることが明らかとされた。
メールの送信、受信のプロセスにおいて伝達されるメッセージの理解に対するズレに関して着目したところ、使用する文字のタイプによって差が見られることが明らかとなった。また、相手からのメールを相手の意図した通りに正しく理解できているかどうかについてと、自分からのメールが相手に正確に伝えられているかどうかにおいて分析したところ、前者と後者の間に差が見られることが示された。
さらに、メールのやり取りのプロセスにおいて、相手の存在感の度合いを検証した。その結果、全般的にメールを書くなどの自分が相手に向かって振る舞う状況よりも、受信したメールを読むなどの相手から自分に向かう受け身的状況において、より相手の存在感の度合いが高いことが示された。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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