• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2009 Fiscal Year Annual Research Report

テキストコミュニケーションを円滑にする感性情報に関する基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 19700237
Research InstitutionJoetsu University of Education

Principal Investigator

石川 真  Joetsu University of Education, 大学院・学校教育研究科, 准教授 (60318813)

Keywordsテキストメッセージ / 相手の存在感 / 社会的スキル / コミュニケーション / CMC
Research Abstract

本研究では,テキストメッセージによるコミュニケーション場面と対面場面において,感情表現を含む複数の気持ちを伝える表現がどのように理解されるのか,また,相手の存在感の認知の特徴について,社会的スキルの側面から明らかとすることを目的とした。第一に,社会的スキルおよび会話能力の違いが,受け手として相手のテキストメッセージの理解にどのような影響を及ぼすか検証した結果,謝罪の気持ちを伝える表現よりも,その他の3種類の伝達表現の方が相手のメッセージを理解している傾向が示された。一方,会話能力要因は有意ではなかったが,社会的スキル要因において上位群の方が下位群よりも理解している傾向が示された。続いて,対面場面において同様の検証を行ったところ,テキストメッセージでのやり取りとほぼ同様の傾向が示された。このことより,相手のメッセージの伝達表現を理解するという側面においては,メディアという要因に影響されないことが示唆された。
第二に,送り手として相手に自分の書いたテキストメッセージや対面での話(メッセージ)がどの程度理解されているかについて分析した。その結果,テキストメッセージにおいてはいずれも有意ではなかったのに対し,対面では,社会的スキルの高い方が相手にきちんと伝わっていると思っていることが示された。
第三に,相手のメッセージを受け取った時,および相手にメッセージを書いている時の2場面の相手の存在感について分析した。その結果,いずれの場合においても,喜怒哀楽を伝える表現や感謝の気持ちを伝える表現は,相手の存在感を強く認知するのに対し,謝罪の気持ちを伝える表現は,相手の存在感を認知する傾向が弱いことが明らかとなった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009 2008

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 社会的スキルの違いが感情を伝えるテキストメッセージの理解に及ぼす影響2009

    • Author(s)
      石川真・平田乃美
    • Organizer
      日本社会心理学会第50回大会
    • Place of Presentation
      大阪大学(大阪府)
    • Year and Date
      2009-10-10
  • [Presentation] 送り手と受け手のテキストメッセージに関する認知の特徴2008

    • Author(s)
      石川真・平田乃美
    • Organizer
      日本心理学会第73回大会
    • Place of Presentation
      立命館大学(京都府)
    • Year and Date
      2008-08-28

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi