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2007 Fiscal Year Annual Research Report

拡散的思考と収束的思考から見た対話の構造の解明

Research Project

Project/Area Number 19700251
Research InstitutionOsaka Electro-Communication University

Principal Investigator

小森 政嗣  Osaka Electro-Communication University, 情報通信工学部, 准教授 (60352019)

Keywords対話 / 創造性 / 問題解決 / 拡散的思考 / 収束的思考 / 発想法 / インタラクション / 生理指標
Research Abstract

平成19年度は2者による問題解決を課題とした対面対話実験を行い、特に生理学的観点,および,ビデオ解析に基づく非言語情報の分析の観点から,問題解決的対話を解明するための分析パラダイムの構築を試みた.
本研究を遂行する上で,対話の拡散的・収束的局面を生理指標の観点から検討するための手法を確立する必要があった.そこで,平成19年度は対話の各局面と生理指標の関連を検討した.対話の課題にはストップ・アンド・ゴー・ブレインストーミング法を用いた.「ストップ」を収束的局面,「ゴー」を拡散的局面に対応させることで,各局面における生理指標の検討を行った.また,生理指標としては交感・副交感神経活動や覚醒水準指標である心拍のRR間隔やLF/HFに加え,通電法による皮膚コンダクタンス指標を取り上げた.これらの予備的検討の結果,交感・副交感神経活動が対話の局面と密接に対応することが示唆された.また,対話場面を収録したビデオ映像に対しコンピュータを用いたビデオ映像解析行うための基礎的な手法の検討を様々な観点から行った.その結果,ビデオの輝度値をもとに対話者の身体動作の大きさを計測し,それらに対し相互移動相関分析を行うことが,対話者のインタラクションやその時系列的変化を検討する上で非常に有効であることがわかった.また,議論場面の映像をこの手法により予備的に解析を行った結果,対話の拡散的・収束的局面と対応の良い指標をいくつか見出した.

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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