2007 Fiscal Year Annual Research Report
着用型人間計測システムの開発と生理指標および動作の解析
Project/Area Number |
19700389
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
ゼッカ マッシミリアーノ Waseda University, 先端科学・健康医療融合研究機構, 助手 (30434377)
|
Keywords | 生体情報・計測 / 人間・ロボットインタラクション / medical and rehabilitation robotics, / human-machine interface / interaction / motion capture / inertial measurement / sensing |
Research Abstract |
本研究の目的は,日常生活での他者や環境とのインタラクションにおけるユーザの身体および心理状態の客観的計測が可能な装着可能な人間計測システムを開発することである.この目的のためにこの一年,早稲田人間計測システム(WB-2:Waseda Bioinstrumentation system No.2)の改良を進めた.新たなシステムはWB-2R(Waseda Bioinstrumentation system No.2 Refined)と名づけた.このシステムは次の2つの計測装置から構成される.a)モーションキャプチャ:全身(頭部,胴体,腕部,脚部)の運動計測.b)生理指標計測:胸式,腹式呼吸,発汗,脈波,心電.これらを組み合わせて,人間の心理状態の計測を可能とする.また,本システムはワイヤレス接続を備えており,装着者の不快感を軽減する. さらに,俳優の感情的演技におけるそのときの内的状態(生理)およびタスクに関連した外的状態(基本的には,絶対空間における彼らの静的および動的な身体の姿勢)を表すパラメータを計測した.我々は全身運動についての2つの演技シナリオをデザインした.1)特定の感情が生じる相手を迎える.2)特定の感情を抱きながら机の上に小さい物体を置く.この予備実験では,6名の俳優の演技について,4つの感情(恐れ,悲しみ,喜び,怒り)と統制状態(無感情)ごとに調べた.加えて,3)トレーニング中の俳優によって通常行われた"Gamma"運動(何もしない状態で,感情の大きさを0%から100%まで上げていく)についても計測した.これらのデータは現在解析中である.
|
Research Products
(3 results)