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2009 Fiscal Year Annual Research Report

コンピュータ支援診断システムにおける理解と利用しやすい結果の提示方法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 19700424
Research InstitutionNagoya Bunri University

Principal Investigator

松原 友子  Nagoya Bunri University, 情報文化学部・情報メディア学科, 准教授 (30279963)

Keywords乳がん / 乳房X線写真 / 腫瘤陰影 / 微小石灰化クラスタ / 構築の乱れ / カテゴリー鑑別 / コンピュータ支援診断 / 提示方法
Research Abstract

(1)構築の乱れの検出性能の向上
構築の乱れは,乳房X線写真における読影において,最も見落としが多いといわれている病変である.従来開発している構築の乱れの検出アルゴリズムにおいて,特に,真陽性と偽陽性の識別性能の向上を目指すため,用いる特徴量と識別器との組み合わせの効果を検討した.具体的には,特徴量が正規分布に従うと仮定し,平均が異なり共分散行列が等しい分布,平均が等しく共分散行列が異なる分布,平均と共分散行列が異なる分布,の3つのシミュレーションデータを作成し,線形判別,2次判別,ANN,SVM,AdaBoostの5つの識別器での識別性能を比較した.その結果,2次判別は,用いることができるデータ数に依存せずに,比較的安定した識別性能が得られることが明らかとなった.また,トレーニングデータの数と性能から,期待できるテストデータの性能を予測する可能性が示された.
(2)良悪性鑑別に関する特徴量の自動判別とその提示方法の検討
医師は,乳房X線写真の読影レポートをACRが示したBI-RADSに準じた記載方法で作成する.具体的には,腫瘤陰影は濃度と形状,微小石灰化クラスタは分布と形状で良悪性が鑑別されるため,これらに基づく自動判別システムを開発した.このシステムでは,病変部ありの症例のカテゴリーを,カテゴリー3,カテゴリー4,カテゴリー5の3段階で判別する.画像のみ,画像とシステムのカテゴリー,画像とシステムのカテゴリーとシステムの判断基準を提示,の3種類の読影実験を,経験の浅い放射線技師を対象として行った.その結果,システムのカテゴリーのみを提示するよりも,同時にシステムの判断基準を示す方が,一致率の向上に有効である可能性が示された.

  • Research Products

    (3 results)

All 2010 2009

All Journal Article (2 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] マンモグラムにおける構築の乱れの自動検出の改良2009

    • Author(s)
      柴田雄輝, 松原友子, 原武史, 他
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術報告 109(65)

      Pages: 65-68

  • [Journal Article] シミュレーションデータを用いた識別器の性能の検討2009

    • Author(s)
      堀江俊介, 松原友子, 笠井聡, 他
    • Journal Title

      電子情報通信学会技術報 109(270)

      Pages: 1-6

  • [Presentation] マンモグラムにおけるカテゴリー判定支援システムの開発とその結果の提示方法に関する研究2010

    • Author(s)
      米山亮, 原武史, 松原友子, 他
    • Organizer
      医用画像情報学会
    • Place of Presentation
      千葉大学
    • Year and Date
      2010-02-06

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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