2008 Fiscal Year Annual Research Report
寝たきり防止及び健康支援のためのウェアラブル活動・姿勢計測システムの開発
Project/Area Number |
19700469
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
本井 幸介 Kanazawa University, 機械工学系, 研究員 (80422640)
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Keywords | リハビリテーション / 福祉 / ウェアラブル / 活動性 / 姿勢変化 / 加速度センサ / ジャイロセンサ |
Research Abstract |
リハビリテーション(以下、リハ)や高齢者寝たきり防止のために、的確に訓練プログラムを決定し効果を判定するためには、姿勢変化に関する数値データが有用である。そこで本研究では、加速度・ジャイロセンサにより体幹・大腿・下腿の角度変化を計測することにより活動・姿勢を解析可能なシステムを開発すると共に、本システムを用いた寝たきり防止・健康支援プログラムを構築することを目的とする。平成20年度は、昨年度までに開発を行った無線型システムを用いて、高齢者の病院通所リハセンタ及び自宅における活動計測・評価を実施した。一方、本計測技術を応用し、ジョギング中の関節角度計測法の検討も行った。 まず、高齢者を対象とした計測結果より、通所リハセンタにおける生活・歩行訓練・フィットネス中の姿勢変化の特徴(活動履歴、起立動作安定性、各部角度変化による歩行推進力・安定性等)を詳細に記録可能であることが確認された。また本データを高齢者に提示し、データに基づいて訓練のポイントを見つけ指導を行うことにより、高齢者の活動性向上を促進できることが確認された。一方、高齢者自宅における計測結果からも、活動性(立位・座位・臥位・歩行割合、姿勢変化頻度、作業動作の有無、歩行安定性等)を詳細に記録可能であり、これらデータに基づいて訓練・介護スタッフが指導・介入することにより、活動性を良好に維持・向上できることが確認された。以上のように、本システムから得られる詳細かつ定量的なデータに基づいた寝たきり防止・健康支援に成功した。 一方、上記計測技術を応用し、健常成人のジョギング時の下肢関節角度計測法の検討を行った。その結果、動きの周期に合わせて各センサに対する信号フィルターを自動調整することにより、良好に各部関節角度が計測可能であることが確認され、前方への移動距離・速度等も算出可能であると考えられ、今後の応用が期待される。
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Research Products
(2 results)