2009 Fiscal Year Annual Research Report
舞踊鑑賞学習プログラム開発のための基礎的研究―鑑賞メカニズムの定量化―
Project/Area Number |
19700493
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
阪田 真己子 Doshisha University, 文化情報学部, 准教授 (10352551)
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Keywords | アイマークレコーダ / モーションキャプチャ / 動作分析 / 感性情報 / 舞踊 / 視線分析 / 鑑賞 |
Research Abstract |
本研究は,舞踊教育現場における有効な鑑賞学習プログラムを開発することを最終目標として,舞踊における鑑賞学習のメカニズムを定量的に明らかにすることを目的とするものである.具体的には,「作品をどのように鑑賞しているか」という鑑賞者の認知メカニズムを定量的に分析するための視線分析と,「どのような動きがどのような鑑賞行動を引き起こすか」ということを明らかにするための動作分析の2方向からのアプローチを行った上で両者の分析結果を照合することにより鑑賞行動の定量化を行う.今年度は特に「文献・資料調査」,「実験対象とする舞踊素材の選定と作成」,「モーションキャプチャによる舞踊動作の物理的特徴量の分析」「アイカメラによるデュエット作品の注視点抽出」を作業目標とした.21年度(最終年度)の短期目標は,19~20年度の研究成果を元に,舞踊学習プログラムを作成し,実際にプログラムを用いた舞踊学習授業を実施し,授業評価を行うことであったが,基礎研究を続けることを優先し,授業プログラムの作成までには至らなかった.その分,21年度は表現者-鑑賞者の関連性に関する実証実験を行い,とりわけ表現者側の表現意図(方略)がどのような身体動作として具現化されているかについてモーションキャプチャを用いた計測実験を行った.その研究成果を国際学会で報告し概ねの好評を得た.また,これまでの研究成果を国際誌1本,図書(英文,共著)にまとめ,21年度中に公刊した.
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Research Products
(3 results)