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2008 Fiscal Year Annual Research Report

クロスカントリースキー滑走法の力学的特性の解明

Research Project

Project/Area Number 19700503
Research InstitutionAsai Gakuen University

Principal Investigator

山本 敬三  Asai Gakuen University, 生涯学習システム学部, 准教授 (00405698)

Keywordsクロスカントリースキー / 力学分析 / 動作分析
Research Abstract

本研究の目的は、クロスカントリースキー(C. C. スキー)のレース展開で特に重要であるスーパースケーティング走法(SS走法)とクイックスケーティング走法(QS走法)に関して、その力学的特性を解明し、技術評価と最適動作の検討を行うことである。解析では3次元動作分析に加え、左右のポーリングカ、スキーキックカの力量計測を行い、身体動作と推進力、滑走速度の関連性を検討する。現時点までに、動作分析および力学分析の計測手法を開発し、トレッドミルを用いた実験室内での計測・分析を行った。被験者にはトレッドミル上で、一定速度で斜度条件を変えてSS走法を課した。動作分析では、三次元動作分析からスキー開き角とポーリング角を算出し、力学分析では、圧力センサおよび歪みゲージを用いてキック力とポーリングカをそれぞれ計測した。その結果、SS走法においては、斜度の増加に対してスキーによるキック力を変化させずに、スキー開き角を大きくすることで、キック力の推進成分を大きくして対応していることが示された。一方で、ポーリング動作に関しては、ポーリング角を変化させることなく、ポーリングカを増加させることで対応させていることが分かった。このことは、SS走法では斜度増加によって大きくなる負荷に対し、上肢の力発揮に高く依存していることを示唆している。以上の結果より、C. C. スキーでは、上肢と下肢で推進力発揮の戦略に違いがあることが示された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2008

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 斜度変化がクロスカントリースキーV2スケーティング滑走技術に及ぼす影響2008

    • Author(s)
      杉本つばさ、山本敬三
    • Organizer
      第20回日本バイオメカニクス学会
    • Place of Presentation
      仙台大学(宮城県)
    • Year and Date
      2008-08-26
  • [Presentation] C. C. スキーV2スケーティングの動作分析-斜度による滑走技術の違い-2008

    • Author(s)
      杉本つばさ、由本敬三
    • Organizer
      第19回冬季スポーツ科学フォーラム
    • Place of Presentation
      信州大学(長野県)
    • Year and Date
      2008-07-27

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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