2008 Fiscal Year Annual Research Report
ジュニア期の"けんけん跳躍"導入についての有効性を探る
Project/Area Number |
19700518
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Research Institution | Biwako Seikei Sport College |
Principal Investigator |
志賀 充 Biwako Seikei Sport College, スポーツ学部, 講師 (80375469)
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Keywords | 片脚連続跳躍 / 股関節 / パフォーマンス |
Research Abstract |
【20年度計画】"けんけん跳躍"の脚動作及びパフォーマンスの関連性の検討 本年では19年度に規定した運動速度と動作をもとに実験を行い、跳躍の距離・脚動作とパフォーマンスの関連性を検討するものであった。分析方法はバイオメカニクス的な手法にもとづきデータを算出した。この時に運動速度は前方へ(1)速い跳躍、(2)自然跳躍、(3)遅い跳躍と指示し、各運動動作を比較検討した。またパフォーマンスとの関連性の検討を行うために60m走を計測した。実験をスムーズに行うために、本年は必要な機材を科研費にて購入することができた(研究用PCなど)。これらの機材を使って現在もデータ収集を行っている。これまでの結果として以下のことが考えられた。 *股関節の可動域が予想よりも大きい範囲であった。 *接地時の膝関節屈曲角度は極めて大きいものではなかった。 *主観的な速度と客観的な速度に対応関係が示された。 *ホッピング動作・距離とパフォーマンス(疾走速度)との十分な関連性が見つけられなかった。 4つ目のパフォーマンスとの関連性は、疾走中の加速局面や他の局面のタイム、速度、等のデータが十分に収集でなかったことが要因として考えられる。今後、データの収集方法やデータ量を増やすことによって、パフォーマンスとの関連性を再検討する必要がある。
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