2009 Fiscal Year Annual Research Report
ジュニア期の"けんけん跳躍"導入についての有効性を探る
Project/Area Number |
19700518
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Research Institution | Biwako Seikei Sport College |
Principal Investigator |
志賀 充 Biwako Seikei Sport College, スポーツ学部, 講師 (80375469)
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Keywords | 片脚連続跳躍 / 身体制御 / 動作パターン |
Research Abstract |
本年は片脚連続跳躍の動作と疾走動作のデータ収集を行うとともに、これらの関連性を検討することであった。 方法は被験者に前方移動を伴う跳躍(ホッピング・バウンディング)を行わせ、バイオメカニクス的手法(2次元)を用いて跳躍動作を分析した。ホッピングおよびバウンディングは5歩の跳躍を実施させた。分析の対象は2-4歩とした。 また疾走動作は60m走を行わせ、分析の対象を加速区間とした(30-40m)。 現在までに60mタイムとホッピング距離、バウンディング距離に有意な相関関係が認められた。なかでも5段跳び・ホッピングは加速区間40-50mに高い相関関係(r=0.84 p<0.01,r=0.82 P<0.01)を示したことから、これらの跳躍動作が疾走パフォーマンス向上のトレーニング手段になる可能性を示すことができた。また加速区間におけるストライドとピッチとの関連性を検討した結果、これら跳躍動作はストライドには有意な関連性は示されず、ピッチに対して有意な関連性が示された。これらの結果は、疾走動作における回復期の脚を前に引き出す動作、いわゆる『切り返し動作』に対して、トレーニング効果を示すものと考えられる。
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